2008年 05月 18日
一慧のクッキング 食養手当法&食箋料理(5) |
手当法では、狭心症や心筋梗塞などについての説明があった後に実習。
内用の手当ては基本的に梅しょう番茶、大根おろし入り梅しょう番茶、卵しょうなど、これまでに習ったものが中心。
柿のへたの煎じ汁というのは、初めて飲んだかな。
外用は、大根おろしパスターや芥子パスター、生姜油のすりこみなど、こちらもおなじみのもの。
食箋料理は、高血圧に対する食箋。
※玄米ご飯(80g)
※新玉葱の姿煮
※竹の子昆布
※若竹椀
今日の講義では、マクロでよく言われるNaとKのバランスについての説明もあったのだけど・・・
前々から疑問に思っていたことが、一層???になってしまった。
先生の説明によれば、Na:K=1:5というのは、「脳の赤血球のNaとKの比率」だそうだ。
一方、血漿のNa・KのバランスはNaが135-148mEq/l、Kが3.5-5.5mEq/lなので、Naの方が多いとのこと。
この「脳の赤血球のNaとKの比率」なるものが、どうにもよく分からない。
講義を聞いていた人たちの中にはうなづいていた人もいたけど、私の理解力が悪いだけ?
とりあえず、家に帰ってフミタに質問しつつ本も見せてもらったところ、とりあえず次のことは言えるみたい。
体液は「細胞外液」(体重の20%。血管内の血漿15%と組織間液5%)と「細胞内液」(体重の40%)に区分される。
「細胞外液」の電解質濃度は、Na140mEq/l、K4mEq/l、Cl100mEq/l。
「細胞内液」の電解質濃度は、Na15mEq/l、K150mEq/l、Cl5mEq/l。
従って、細胞外液のNa:K=140:4=35:1、細胞内液のNa:K=15:150=1:10。
さて、では、マクロでいうNa:K=1:5というのは、何を指しているんだろう?
本当に脳の赤血球?
赤血球も細胞だろうから、つまり細胞内液の方なんだろうけど、細胞内液のNa:Kは1:10ということだし、脳とそれ以外の場所で、それほど比率が違うとは思えないのだけど・・・。
うーん・・・。
私自身はマクロの実践も勉強も楽しんでいるけれど、医学や生理学などの分野に踏み込んでいる部分については、マクロでなされる説明や議論は根拠が曖昧なところが多いような気がして、疑問を感じる点も多々ある。
だから、たとえ経験豊富な先生方が説明することであっても、そのまま鵜呑みにするのではなく、疑問点は自分でも検証した上で納得する必要があると常々感じている。
今回良くわからなかった点については、次回の教室の際に先生にも伺ってみたいな。
by yururi_yuru
| 2008-05-18 23:16
| ◆マクロの教室(食養・望診)