2008年 10月 17日
Level 3 修了 |
プログラム参加中は沢山の出会いもあり、自然に囲まれて楽しい時間を過ごしたけれど、やっぱり我が家が一番だなあ^^。
戻るべき場所があり、温かく迎えてくれる家族がいるというのは、とても幸せなことだとしみじみ思う。
Level 3をざっと振り返れば、Level 2よりもプログラムに余裕があったこともあり、概ね順調に進んだような気がする。
講義は、久司先生、パトリシオ先生他が担当し、『環境問題』や『食品の質』といった社会的なテーマもあれば、マクロらしい『望診』や『生殖器・骨』などの講義もあり、バライエティに富んでいた。
更に、スピリチュアリティー関連やチャンティング等に関する講義は、これまであまり馴染みのない分野だったこともあり、個人的には目新しくて興味深く思えたかな。
特に今回は、一部の講義を久司先生自らが担当してくださるということで、前々からとても楽しみに。
講義の詳細についてコメントすると長くなるので差し控えるとして、個人的な感想としては、まず、久司先生から直接お話を聞くことができ、色んな意味でとても良かったなと思う。
先生から私たちに向けた苦言・アドバイスと、おそらくその後ろにあるであろう期待に対し、参加者一人一人が自分のマクロビオティックに対する姿勢を振り返り、今後の取り組み方を考える良い機会を頂いたのではないかな。
私自身も反省・改善すべき点が多々あり、今後の方向性も含めて考えさせられることが多々あった。
調理実習は、『離乳食』や『子供のための食事』、『発酵食品』『セイタン』『動物性料理』など、Level 2の『陰陽五行』メインの調理とは随分趣の異なるテーマ。
更に今回は、個人課題である『クッキング・プレゼンテーション』の発表が3日間にかけて行われた。
事前に与えられたテーマに従いレシピを用意し、実際に皆の前でデモ台に立って、クッキングをしながらプレゼンテーションを行うというもの。
私は、料理の中では最も苦手な『デザート』の担当になり、出発直前に大慌てで試作。
出来栄えはかなり心配だったけれど、プレゼンも何とか滞りなく終え、『りんごとかぼちゃのプリンケーキ』もそれなりの形になり、ほっと胸をなでおろした。
沢山の人から「美味しかったよ~」の声をかけてもらえて、とっても嬉しかったな♪
今回の準備を通してデザート作りに対する苦手意識がちょっぴり克服されたような気がして、苦手なテーマを与えられたことにも意味があったんだろうな、なんて思ったり。
また、人前でプレゼンをすること自体、とても勉強になったのは勿論のことながら、クラスメイトのプレゼンを見て、試食をし、先生方のコメントを聞くことからも、本当に学ぶことが沢山あった。
どの人も落ち着いて上手にまとめていたし、心を込めて作ってくれた料理もとても美味しくて、ワイワイと楽しい3日間だった。
更に、もう一つの主要なイベントである『クッキング・ワークショップ』(こちらも3日間)も、とても貴重な経験だった。
3つのグループに分かれ、それぞれが五行のエネルギーに関連した病気とその原因(陽性過多、陰性過多、陰陽過多)を割り当てられ、グループでヒーリングメニューを考えて調理するというもの。
これまで、机上のヒーリングメニューを考えたことはあったものの、実際にバランスを考えながらレシピを作り調理するというのは初めての経験で、今後のためにもとても良い勉強になった。
先生からのコメントも、なるほど、と思うところも多く、もっともっとこういう勉強&実践の機会があればいいのにな、と思う。
そして、最後の調理実習は”Cooking for Spiritual Development”(日本語にするとかなり怪しい(苦笑))と題して、味見、計量、タイマーの使用などは一切禁止の上で、直感に従い基本食を作るという、何とも大胆な試み。
計量やタイマーがなくても料理はできるけど、味見をしないで味を決めるというのは、かなりドキドキの体験。
どんな味付けになるのかと、「いただきます」をするまで気が気じゃなかったけれど、思いのほか美味しく出来上がって一安心。
先生は、体のバランスが整っていれば、味見をしなくてもイメージ通りの料理ができる、というけれど、その境地に達するにはいつのことやら・・・。
それでも、かなり楽しかったのも事実なので、体調の良いときに時々自宅でも試してみようかな、なんてね。
ボディワークは、前半が大場先生の陰陽正体法、後半がエイブラハム先生のマクロビオティック指圧。
Level 2で習って以来、ほとんど復習も実践もしないままに授業を迎えてしまったけれど(ごめんなさい・・・)、久しぶりにボディワークに参加してみると、日々のエクササイズも含め、カラダに直接働きかけることの大切さを改めて実感させられた。
ペアでなければできないことは仕方がないとしても、せめて、自分ひとりでできるエクササイズは日々の生活の中に取り入れていきたいなと思う。経絡やツボについては、望診やちょっとした不調の改善にも役立つことが多いので、特にきちんと身につけたいな。
Level 3を終え、この3週間を振り返ると、全てに満足できたわけではなかったけれど、全体としてはとても楽しかったし、マクロに限らず勉強になることも多くて、参加して良かったなと思う。
ただ、今後もっと勉強を続けたいと思っても、現時点では国内に次の場がないのが残念に思われる。
後は、とにかく自分自身が日々の実践の中で学んでいくしかないのだろうけれど、ついつい誘惑に負けてしまいがちな私としては、自分を律するためにも、学びの場があればいいのにと、甘いことを考えてしまう(苦笑)。
マクロの世界は想像以上に奥深くて、軽い気持ちで始めたはずが、今では生活になくてはならないものになってしまった。
これから、どんな風に関わっていくのか、まだ確信がもてないし、迷うことも多々あるけれど、頭や理性でばかり考えるのでなく、カラダとココロの声に従って進んでいけたらいいなって思う。
今回、一緒に人生の貴重な時間を過ごしたクラスメイトの皆さん、3週間どうもありがとうございました。
既に様々な活動をしている方も多く、また、これから新しく始めようという気概にあふれた方も沢山いらっしゃって、今後の活躍がとても楽しみ♪
これからもどうぞ宜しくお願いしますね^^
そして、昨年に引き続き、快く小淵沢に送り出してくれたパートナーのフミタに、心からどうもありがとう。
彼と一緒にならなければ、私がマクロと出会うこともなかったし、今、こうして勉強を続けていられるのも、いつも信頼し応援してくれる存在があってこそ。
インストラクターなどという肩書きを持つと、つい、マクロをいかに多くの人に知ってもらうか、ということに目を向けがちだけど、何よりも大切なのは、まず、自分自身のココロとカラダを整えること、そして、最も身近な家族が幸せであること、なんだと思う。
そういう基本的なことが満たされてようやく、では、他者のために何ができるんだろう、社会のために何ができるんだろう、そして、様々な経験を積んでもっと成長したときに、日本のため、あるいは、世界のために何ができるのか、を考えられる自分になれるのかもしれない。
一歩一歩自分なりに進んでいけば、いつかふと後ろを振り返ったときに、随分と長い道のりを歩いてきた自分に気づき、いつの間にか、以前は途方もなく遠くにあるように感じていた目標や夢に近づいていた、なんて思える日が来るといいな。
そんな自分になれる日を楽しみにしつつ、今は、一日一日を大切に積み重ねていきたいなと思う。
by yururi_yuru
| 2008-10-17 23:00
| ◆マクロの教室(Kushi)